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8k Slideshow(for Quest2/3)
狭山池は7世紀前半につくられた日本最古のため池で、朝鮮半島から伝えられた土木技術である敷葉工法が用いて堤が作られた。土木技術が持ち込まれる前から日本語の文法や漢字、病原菌、鉄は大陸から持ち込まれたのだろうが、この地域は古代には国際色豊かな地域だったのだろう。奇しくも現在の狭山池も外国人観光客が多く、国際色豊かである。今の日本には排外的な風潮があり、外国人観光客(日本では「インバウンド」と呼ばれる)を忌み嫌う人々もいるが、私は外国人留学生が非常に多い大学に通っていたせいか外国人が多い状態はむしろ心地良ささえ感じる。
狭山池のそばにある博物館は、安藤忠雄氏が設計したコンクリート打ちっぱなしの建築である。そのコンクリートが経年劣化によって黒ずんだ廃墟感が私は好きである。そこにはもはやバブルの印象もモダニズムの機能美もないが、それが良い。博物館の内部をVR180写真で撮ったのだが、2台のカメラの間の距離(IPD、ステレオベース)を少し離しているために、やや見づらくなっている。やはり円周魚眼レンズを買ってカメラの底同士をつなげることで、解像度は8kに低下するものの室内で撮っても見やすいVR180写真ができるようにした方が良いのかもしれない。
Music: Seijyakuno Hoshizora
By Music Atelier Amacha
https://amachamusic.chagasi.com/
